正しい日光浴で健康に!太陽光の効果とは?~後編~
前編では太陽光を浴びる効果について解説しましたが、実際に紫外線を浴びるとなれば体への影響が気になる方も多いでしょう。しかし、正しい日光浴の方法がわかれば、簡単にできる健康法として日常生活に取り入れることができます。
後編では、正しい日光浴の方法や注意点について解説します。生活習慣病が気になる方、疲れが取れにくい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【ライタープロフィール】
短期大学の健康生活科にて人が健康に生きていくための知識を学びました。スポーツインストラクターとアロマテラピーインストラクターの資格を持ち、地域の女性を対象に産後エクササイズやアロマストレッチなどの運動を通して、健康へと導く活動をしています。
正しい日光浴の方法
日光浴の重要な5つのポイントを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
[1]目安は15~30分
長時間の日光浴は体の負担になるので、15~30分程度を目安にしましょう。
夏や日差しが強い日は、直接日光が当たらない木陰で15分程度、冬や曇りの日は30分程度で十分です。頻度は週2~3回がおすすめです。日陰や曇りの日でも紫外線は降り注いでいますので、健康効果を得られます。
[2]春~秋は10時~14時の日光浴は避ける
紫外線を浴びすぎると、肌や目への刺激がダメージとなる恐れがあります。
特に紫外線が強い時間帯の外出はなるべく避け、出かけるときは[3]の日焼け対策をしっかり行いましょう。
[3]日焼け対策をする
日光浴を行う際は、日傘・帽子・サングラスで日焼け対策をしましょう。
どうしても日焼けが気になる方は、手のひらや足の裏の部分的な日光浴でも効果があります。
[4]日光浴の前は柑橘類を食べない
柑橘類にはソラレンという物質が含まれています。ソラレンは2時間程度で皮膚の表面に届き、紫外線の感受性を高めてしまいます。日光に反応して、皮膚のかゆみ・赤み・シミなど肌のダメージを与えてしまうので、柑橘類を食べたあとや、柑橘系の精油(アロマオイル)、クリームを肌に塗ったあとに太陽の光に当たるのは避けましょう。
[5]花粉症の方は室内でOK
室内での日光浴は屋外より効果は薄まりますが窓を通して紫外線が入るため、日焼けにご注意ください。花粉症の方や肌が弱い方は室内でもOKです。
日光浴の注意点
適度に浴びる太陽光は心も体も健康にしてくれますが、間違った日光浴法を行うと体にダメージを与える可能性もありますので注意が必要です。
[1]肌へのダメージ
日光を浴びすぎると、肌の老化につながります。シミ・しわ・ほくろ・いぼなどができやすくなるので、日光浴の時間は守るようにしましょう。また、長時間の日光浴は皮膚がんのリスクも高まりますので注意が必要です。
日焼けをした場合は、肌の炎症を抑えるために、保冷剤をタオルで包んだもので冷やしてください。その後、化粧水や美容液などでしっかりと保湿をしましょう。
[2]目へのダメージ
紫外線は目からも入ります。日本人に多くみられる皮質白内障は紫外線と関連しています。
気になる方はサングラスをかけ、日光浴の方法を守るようにしましょう。
いつまでも健康に過ごすために、おすすめの日光浴。適切な方法で行えば、紫外線によるリスクやデメリットを軽減できます。
なんとなく体調が優れないと感じている方、いつまでも健康でいたい方は、ぜひ生活の中に日光浴を取り入れてみてくださいね。